ビルトインガレージは便利?新築時に知っておきたい注意点とは
敷地内の限られたスペースに駐車スペースを作るには
ビルトインガレージという選択肢が考えられます。
新たに土地を購入・借上する必要もないため、利便性の高いスペースですが
知っておくべき注意点はあるのでしょうか。
そこで、この記事では新築時に知っておきたいビルトインガレージの注意点を解説します。
駐車スペースの確保に「ビルトインガレージ」という選択肢
新築を建てる際には、間取りを十分に検討する必要があります。
住宅は敷地の中で建ぺい率など守るべきものを順守しながら建てていきますが
車のスペースをどのように確保すべきか悩んでいる人も多くおられます。
駐車スペースを優先しすぎるとその分家は狭くなります。
家の大きさと駐車スペースの折り合いをどうするべきか、新築時だからこそ十分に検討が可能です。
駐車スペースの確保には「ビルトインガレージ」という選択肢もあります。
ビルトインガレージとは住宅の内部に駐車スペースを作る方法です。
ビルト(建物)の内部に作るため
限られた土地や住宅事情に悩まされがちな都市部で人気のある施工です。
また、あえて住宅の内側に駐車スペースを設けることで
車の保管が外部の視線から遮断されるため、高級車や旧車の保管も安全です。
建物の内部に駐車スペースがあることで
車やバイクのメンテナンスがお好きな方は趣味性の高い空間を実現することも可能です。
良いポイントが多いビルトインガレージですが
新築時に知っておきたい注意点はどのようなものでしょうか。
注意点は、ビルトインガレージのスペースが大きくなるとその分空間は減ること
そして大きなスペースを確保する場合には耐震面も考慮する必要があることなどが挙げられます。
次に新築時にはわかりにくいビルトインガレージの失敗例を紹介します。
ビルトインガレージの失敗ケース
住宅内部に駐車スペースを設けるビルトインガレージですが
新築後に失敗と感じるケースにはどんなパターンが挙げられるでしょうか。
失敗を感じるパターンは3つあります。
「騒音」
住宅の内側に駐車するためリビングや寝室などの空間に駐車スペースが近く感じられます。
車やバイクの出入りが頻繁に行われる場合には、騒音対策を事前にしっかりと行わないと
住宅内部に騒音が響く可能性があります。
新築時にビルトインガレージを作る場合は、屋内の防音材の使用も検討しましょう。
「間取りの制限」
ビルトインガレージはその性質上一階の部分を大きく陣取ることになり
部屋数が欲しい場合には3階も建設するなどの工夫が必要です。
家族人数が多くてもプライベートな空間の確保が難しくなる可能性があるので
駐車場を優先すべきなのかどうか十分検討する必要があります。
「デッドスペースになる可能性」
現在はお車やバイクを所有していても、長期的な視線で見ると
こうした車体は手放す可能性もあります。
すると、せっかくのビルトインガレージの空間がデッドスペースになってしまうのです。
駐車場以外の使い方検討する必要があるので
長期的な視点で見て本当にビルトインガレージは必要かどうかも新築時に十分検討すべきでしょう。
ビルトインガレージのメリット
ビルトインガレージの注意点や失敗例に触れましたが
デメリットに感じることばかりではありません。
ビルトインガレージは床面積に考慮をして新築時に施工をすることで
固定資産税の軽減につながります。
もちろん、ビルトインガレージの使い方は個人の手に委ねられるため
税金を抑えつつ自由な空間として遊ぶことが可能です。
ビルトインガレージを生活動線に組み込むことで
雨や雪にも濡れないまま屋内へ移動できるメリットもあります。
魅力的な空間であることは間違いないため、新築時には家族の間で十分に話し合って決めましょう。
まとめ
今回の記事では今人気の「ビルトインガレージ」について
便利さと注意点に着目して解説しました。
ビルトインガレージはおしゃれな演出を楽しんでいる方も多く
たくさんの使い方が想定されます。
新築をきっかけに秘密基地のような空間をこの機会に手に入れてみませんか。
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2022.03.25