ー新築の電気契約の流れはこれ！好きな電力会社の選び方までー

新築に引っ越したら、スムーズに生活がスタートできるように、ライフライン手続きの流れを知っておきたいですよね。特に、電気は引っ越し初日から必要なものですから、忘れずに行いたい手続きの一つです。

結論からいうと、新築の場合、電気工事会社によって電気の契約が済んでいる場合が一般的です。電気工事をする段階で正しく電気が供給されるか確認するために、新築物件を引き渡す前に電気を流す必要があるからです。

そのため、引き渡し時にはすでに電気が使用できる状態にあります。しかし、電気工事会社が契約する電力会社は大手がほとんどです。

そのため、自分の好きな電力会社と契約するためには、別途手続きが必要です。

本記事では、電気契約の流れの基本と、好きな電力会社を選択したい場合の方法を解説します。電力会社を選ぶ際の注意点も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

新築の電気契約は名義変更が必要

新築物件の場合、一般的に、電気契約は電気工事会社によって行われます。よって、施主が行わずとも、引き渡し時から電気を使用することが可能です。

ただし、名義変更の必要があります。新築住宅は、正式な引き渡しが行われるまで建築会社の持ち物になります。

そのため、電気契約も建築会社の名義となっているため、注意が必要です。引き渡し前日までに、名義変更の手続きを忘れないようにしましょう。

好きな電力会社を選ぶ場合の流れ

電気工事会社が選択した電力会社ではなく、自分が好きな電力会社で契約したい場合は、引っ越し予定日の2週間前までに申し込みを行うとスムーズです。

具体的な流れは、以下のとおりです。

1.電気工事の完了予定日を建築会社に確認する

2.電力会社を検討・事前相談をする

3.引っ越し予定日の2週間前までに申し込み手続きを行う

4.電気工事完了後、新電力会社に切り替える

電気工事会社が契約するのは、基本的に地域の大手電力会社になります。

最近では、新電力会社がさまざまなプランを用意。自分のライフスタイルに合った電力会社を選ぶと、電気料金を抑えられる可能性があります。

電力会社を選ぶときの注意ポイント

電力会社を選ぶときに注意したいポイントは以下の3つです。

・料金プラン

・追加費用や解約金の有無

・新築に対応しているか

どのような点に注意したらよいのか、詳しく見てみましょう。

料金プラン

電気料金は、一般的に、基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金などで構成されています。電力会社によっては、基本料金無料のプランや新規申し込みキャッシュバックキャンペーンなどがあります。

また、ライフスタイルに合わせたプランも充実。夜の電気使用が多い人向けの深夜電力割引プランや、ガス・通信サービスとセットで利用するとお得なプランなど、自分の生活にあった料金プランを選択できるのはうれしいポイントですね。

電力会社が提供する料金シミュレーションを活用して、自分にもっとも適した料金プランを選択しましょう。

追加費用や解約金の有無

電気契約では、基本料金などとは別に費用が発生する場合があります。たとえば、契約手数料や工事費、契約期間内の解約に際する解約金などです。

これらの費用は電力会社によって異なるので、選ぶ段階で確認しておきましょう。不明な点は、直接電力会社に問い合わせると安心です。

新築に対応しているか

一部の新電力会社は、新築住宅に対応していない可能性があります。それは、契約時に「供給地点特定番号」が発行されていないことがあるためです。

供給地点特定番号とは、分かりやすくいうと、電気の住所のようなものです。電気をどこに供給すればよいのか判断する材料になります。

しかし、新築住宅の場合、電気工事が完了しなければ、この番号が発行されないことがあります。新電力会社によっては、供給地点特定番号が発行されていない住宅には電気を供給できない場合も。

もし、対応していない場合は電気工事会社が契約した電力会社でまずは電気使用を始め、改めて新電力会社に切り替える必要があります。

まとめ

新築住宅の電気契約は、基本的に必要ありません。建築段階で、電気工事会社が契約を済ませ、引き渡し後もすぐに電気が利用できます。

ただし、名義変更は忘れないようにしましょう。

もし、すでに契約されているところとは別の電力会社と契約したい場合は、引っ越しの2週間前までには手続きを完了しておくとスムーズです。

最近は、電気料金プランもさまざまあります。料金シミュレーションを活用して、自分のライフスタイルに合ったプランを選択しましょう。