ー新築のトラブルを防ぐために知っておきたいポイントー
新築のトラブルはなぜ起こる?まず全体像を知ろう
新築のトラブルは、間取りや設備のミスマッチ、お金の行き違い、工事中のコミュニケーション不足など、さまざまな場面で起こります。せっかくのマイホームなのに、あとから「こんなはずじゃなかった」と感じてしまうのは、とてももったいないことですよね。事前に起こりやすい新築のトラブルを知っておくことで、計画の段階から冷静にチェックしやすくなります。
新築の計画は、土地選び、住宅会社選び、間取りの打ち合わせ、見積もりの確認、契約、着工、引き渡し後の暮らしと、長い期間にわたって進んでいきます。それぞれのステップで注意したいポイントを押さえておくと、大きなトラブルに発展する前に気づくきっかけになります。
計画・契約時に多い新築のトラブル
見積もりと最終金額が大きく違ってしまったケース
新築のトラブルでよくあるのが、当初の見積もりと最終金額が大きく違ってしまうパターンです。標準仕様と思っていた設備がオプション扱いだったり、地盤改良費や外構工事費が見積もりに入っていなかったりすることがあります。見積もりの内訳を細かく確認し、「含まれているもの」「含まれていないもの」を書面で残してもらうことが大切です。
また、打ち合わせを重ねるうちに、キッチンやお風呂のグレードアップ、収納追加などで金額が膨らみがちです。変更のたびに「今回の変更でいくら増減するのか」を確認し、書類やメールで記録を残しておくと安心です。
図面とイメージが違うまま進んでしまうケース
図面だけを見て間取りを決めると、実際の広さや動線がイメージと違うという新築のトラブルにつながります。特に、収納の大きさやコンセントの位置、窓の高さなどは、暮らしやすさに影響します。完成見学会やモデルハウスを見学し、実際のサイズ感を体験しておきましょう。
打ち合わせの際には、図面に家具の配置を書き込んだり、家事動線をなぞったりして、生活する場面を具体的に想像することがポイントです。家族で意見を出し合いながら確認すると、後悔の少ない新築計画につながります。
工事中に起こりがちな新築のトラブル
工事の進捗や内容がよく分からないケース
工事が始まると、現場の職人さんや監督さんに任せきりになり、何がどこまで進んでいるのか分からないという声も少なくありません。気づいたときには「思っていた壁の色と違う」「ニッチが付いていない」などの新築のトラブルになってしまうことがあります。
週に一度程度は現場を見に行き、気になる点があればその場で質問するようにしましょう。写真を撮りながら確認しておくと、後から「ここはどうする予定でしたか?」と聞きやすくなります。現場に行けない場合は、監督さんに進捗写真を送ってもらうのもおすすめです。
近隣トラブルに発展してしまうケース
新築工事では、騒音や粉じん、工事車両の出入りなどで近隣の方に負担をかける場面があります。事前の挨拶が不十分だったり、工事中のマナーが守られていないと、ご近所トラブルに発展してしまうこともあります。
工事前には、施工会社と相談しながら近隣への挨拶回りを行い、工事期間や作業時間の目安、工事車両の駐車場所などを伝えておきましょう。何かあったときにすぐ連絡できるよう、現場監督の連絡先を一緒に渡しておくと安心です。
引き渡し後に多い新築のトラブルと対処法
建物の不具合やアフターサービスの問題
引き渡し後に多い新築のトラブルとして、雨漏りや建具の不具合、床のきしみなどが挙げられます。住み始めてから気づくことも少なくありません。大切なのは、不具合に気づいたときにすぐ連絡し、対応内容やスケジュールを確認することです。
契約時には、保証期間やアフター点検の内容をチェックしておきましょう。いつ、どの範囲まで無償で対応してもらえるのかを理解しておくことで、万が一トラブルが起きたときも落ち着いて相談できます。
ご近所との生活音や駐車場をめぐるトラブル
実際に住み始めてから、「生活音が気になる」「駐車スペースの使い方で意見が合わない」といった新築のトラブルが生じることもあります。特に、旗竿地や狭小地では、車の出し入れや道路の使い方をめぐってストレスが生まれやすくなります。
事前に近隣の道路幅や車通り、日常の静かさなどを確認しておくことも大切です。引っ越し後は、こちらから挨拶にうかがい、生活時間帯や駐車の仕方などで配慮できる点があれば一言添えると、トラブルの予防につながります。
新築のトラブルを防ぐために今日からできること
新築のトラブルを完全になくすことは難しいですが、「情報を集める」「記録を残す」「人とのつながりを大切にする」という三つの意識を持つだけでも、リスクを減らすことができます。これから新築を考えている方は、次のポイントを意識して動いてみてください。
・複数の住宅会社から見積もりを取り、内容を比較する
・気になることはその場で質問し、メールなどで記録を残す
・完成見学会やOB宅訪問で、実際の暮らし心地を体験する
・工事中は現場に足を運び、写真を撮りながら確認する
・引っ越し前後には近隣へ丁寧に挨拶をしておく
これらを積み重ねていくことで、新築のトラブルはぐっと減らせます。理想のマイホームづくりを前向きに楽しむためにも、少しだけ慎重さと準備を意識して、納得のいく住まいを形にしていきましょう。

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2025.11.21
