家を新築する際に考えるべき、屋根の素材についてのメリットとデメリットとは
家を新築する以上、その家であなたもその家族も何年・何十年も暮らしていくことを想定しているわけです。
当然ながら頑丈に建てているはず、ですがもしも新築住居の屋根材をなんでもいいだろうと粗悪なものを選んでしまっていると、せっかくの新築の家が雨漏りしてしまったら住宅そのものが劣化してしまいます。
信頼できる業者で品質の良いものを手に入れるのは当然のこと、ただ素材の耐久性ばかりを重要視しているとお値段がかなりのものとなる場合もあるのです。
ある程度の年月が過ぎればメンテナンスの必要性が出てくることも考えながら、屋根材の素材の種類とメリットデメリットについて見ていくことにします。
屋根材の種類について
昔は瓦屋根が主流でしたが、今はとにかく選択肢豊富です。
新築となると壁紙の塗装の色やキッチンなど、内装においても選ぶべきことも多数で大変でしょうが、丈夫で長持ちする家を保つためにも、屋根の素材についても学び最適なものを選びたいですよね。
瓦屋根のお宅も変わらずありますが、今どきはセメント瓦というのもあります。
更にはトタンにスレート・ステンレスに銅板・アスファルトシングル・ガルバリウム鋼板・ジンカリウムなどが一般的です。
2017年頃からは金属屋根を選ぶ方が増加しました。その背景には自然災害があり、少しでも頑丈な家をという気持ちがより皆の心に高まってきたということです。
重すぎるとむしろ住宅を圧迫してしまうとか、瓦などの素材は地震の衝撃で簡単に割れてしまいます。
それよりは、遮熱性・断熱性などが高く、より使いやすくなった金属屋根の方が良いのではと思われる方も増えたようです。
新築のお宅での屋根素材に悩んでいるという方、トレンドに乗って金属屋根をおすすめします。
特に注目度の高いガルバリウム鋼板について見ていくことにします。
ガルバリウム鋼板のメリット
鋼板を芯に亜鉛やアルミニウムやシリコンといったコーティングが施された素材、それがガルバリウム鋼板です。
「ガルバリウム鋼板」とは多くの建材メーカーが屋根材や外壁材の材料として採用しており、さまざまなガルバリウム鋼板の屋根材・外壁材が販売されています。
ほかにもガルバ屋根・軽量金属屋根・横暖ルーフ・ガルテクトといった呼ばれ方もしています。
いずれも同じものと思っておけば良いでしょう。
歴史は浅いものの、ステンレスなどの金属屋根と比べて安く、耐震や耐久性にも優れているということで一気に人気が高まったのです。
リフォームにも最適です。下地との間に空間があり温かい空気をためておくことができます。
そのため、寒冷地でも使用されています。
また、ガルバリウム鋼板は見た目もシンプルでスタイリッシュなため、独特の素材感や雰囲気の外観を演出できるのも、魅力の一つといえるでしょう。
ガルバリウム鋼板のデメリット
金属だからこそ塩害には弱いガルバリウム鋼板、新築する場所が沿岸部だった場合は耐久力が低くなります。
どのお宅でもおすすめとはならないのです。安いものの、スレートと比べると高いです。
金属だからこそ、強い雨音が反響しやすいといったデメリットもあります。
もし心配な点があるなら、業者に問題ないかしっかり確認してから決めましょう。
まとめ
新築した家を長く持たせるには屋根素材は重要です。
今はとにかくさまざまな種類から選ぶことができますが、それぞれのメリットデメリットを考えて選ぶべきです。
特に人気なのはガルバリウム鋼板、震災に強い金属製が選ばれる傾向にはあるようです。
ただしガルバリウム鋼板やそのほかの素材にもデメリットはあり、向かない地域というのはあるのです。
しっかり把握して、新築の屋根素材を選びましょう。
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2022.12.16