住宅を新築する時に外構を土間コンクリートにするメリット
近年、住宅を新築したり、外構をリフォームしたりする時に、
「土間コンクリート」の施工をする家庭が多くなっています。
土間コンクリートは庭や駐車場、玄関アプローチなどに多く使われており、
スタイリッシュな見た目が特徴的と言えます。
土間コンクリートの特徴
土間コンクリートとは、地面を平坦に舗装するコンクリートのことで、
下から地面・砕石・コンクリートの3層構造になっています。
なお、地面の舗装ではアスファルトもよく見かけますが、
新築住宅の外構に使われることはほとんどありません。
それは、コンクリートとアスファルトの性質の違いが影響しています。
コンクリートは耐久性に優れており、
駐車場などで自動車が長時間置かれた状態でも重さに耐えることができます。
また、表面の温度の上昇がアスファルトより緩やかなため、
真夏の日差しの強い時でも反射による暑さを抑えるという効果があります。
ただ、アスファルトより柔軟性が劣るため、
温度の変化によってひび割れ(クラック)を起こすことがあります。
そこで、土間コンクリートの工事では、ひび割れ防止用に目地という溝を作ったり、
中間部分に鉄筋を挿入したりしています。
土間コンクリートのメリット
新築の注文住宅において、土間コンクリートを設計に入れるメリットには以下などが挙げられます。
1)草むしりの手間を省けます。
土間コンクリートを打うことで、草むしりが不要になります。
敷地内に雑草が生い茂ると折角の新築住宅が台無しになるだけではなく、衛生面の問題も起きます。
土間コンクリートにすることで清潔を保てます。
2)虫が湧きません。
外構が土の場合、新築の内は良いですが、年月を経ると害虫が湧きます。
土間コンクリートは害虫駆除の必要がありません。
3)バリアフリーができます。
新築の時点で庭や駐車場、玄関アプローチなどの外構を
土間コンクリートにするとバリアフリーができます。
玄関から道路までが平坦になるため、高齢者や足の不自由な人、車椅子でも容易に出入りができます。
4)メンテナンスが楽です。
土間コンクリートは勾配がついているため、雨が降っても水溜りができません。
また、泥や埃などで汚れても、水で簡単に洗い流せるため、メンテナンスが楽です。
土間コンクリートの施工手順
新築時における土間コンクリートの施工は基本的に以下の手順で進めます。
1)すきとり
新築住宅の仕上りの高さに合わせて、約15cmほど余分な土を取り除きます。
2)残土の処分
すきとりで取り除いた土や砂利を処分します。
3)土間下砕石
下地用として約10cm程度の厚さの砕石を均等に敷き詰めます。
4)転圧
ローラー付きの重機を使って地盤を押し固めていきます。
5)型枠の設置
生コンクリートを堰き止めるための型枠(コンパネ)を設置します。
6)ワイヤーメッシュの敷設
ひび割れ防止用のワイヤーメッシュ(網状の鉄筋)を設置します。
7)目地の作成
コンクリートに切込みを入れ、ひび割れ防止用の目地(溝)を作ります。
8)周囲の養生
周囲がコンクリートで汚れないように、テープやビニールなどで養生をします。
9)生コンクリートの打設
砕石と同じくらいの約10cm程度の厚さになるように、生コンクリートを流し込みます。
10)表面の仕上げ
生コンクリートをコテで平らにならします。
表面を滑らかにする金鏝仕上げや、あえてザラザラにする刷毛引き仕上げなどを施します。
11)乾燥
生コンクリートを乾燥させて固めます。
12)型枠・養生の撤去
打設から数日後に型枠を外し、さらに約1週間経った後に養生を外すと土間コンクリートの完成です。
まとめ
住宅を新築する際に外構を土間コンクリートにすると、
年月が経っても家の美観を保つことができます。
また、土間コンクリートのメリットにはメンテナンスが楽になることと、
バリアフリーにできることなどがあります。
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2021.09.10