新築を建てる上で押さえておきたいプランニングの基本について

「子供が成長して部屋が手狭になった」「払っている家賃がもったいない」

「老後に住む場所を確保したい」など、

家づくりを考え始めるきっかけは、家庭によってで様々ですが、

新築を建てるには、まず理想の住まいのイメージを作り、計画を練る必要があります。

この記事では、土地探しから新築完成までどのくらい掛かるのか、

プランニングに大切なポイントなど、家づくりをスタートする前に知っておきたいことをご紹介します。

新築の家が建つまでどのくらい？

一般的に、土地探しから始めて、新築の家が建つまでには約7～15ヶ月程度必要になります。

家づくりの情報収集からプランニングに1～3ヶ月程度、諸々の比較検討を済ませ、

ハウスメーカーと契約を結ぶまでに約3～6ヶ月程度、工事期間は約3～6ヶ月程度かかることが多いです。

注文住宅の新築は、土地探しやハウスメーカー選び、そしてプランニングまで、

全てを自分たち主体で決めることができる反面、集める情報や検討すべきことが多いです。

仕事もある中、予算を決め、理想の環境といえる土地を探し出し、

家族全員の希望を叶えるプランを模索するのは非常に困難と言えるでしょう。

また、プランの内容やハウスメーカーの都合などによって、

新しい住まいが完成するまでの期間は大きく違ってきます。

新築の家が完成し、引き渡しされるまでは最短でも約6～7ヶ月程度かかりますが、

中には、こだわりの住宅を約2年以上かけて建てるというケースもあります。

新築のプランニングはまずゾーニングから

家を建てる住宅会社と土地が決まったら、具体的なプランニングを開始することになります。

どんな家に住みたいかを具体的に思い描くのはとても重要なことですが、

新築一戸建ての場合は、家族との過ごし方から間取りを考える必要があります。

まずは家のどこに、何の部屋を、

どういった広さで配置するのかを決める「ゾーニング」という工程から始めます。

住まいに必要な部屋の数や空間の広さは、家族構成や生活スタイル、

さらに家族一人ひとりの個人的な希望によって変わってきます。

一人で過ごす空間と、家族でコミュニケーションを取りやすい空間をきっちり分け、

それぞれが生活しやすい家になるように、家族みんなで話し合ってプランニングすることが重要です。

家族の要望をまとめるのは大変ですが、家にいる時間が長い人の希望を優先したり、

少し先の将来の生活を基準にしたりすることで、ゾーニングも格段にしやすくなります。

ゾーニングのポイントは優先順位

新築の具体的なプランニングをする際に、

期間が長引かないよう検討しておきたいことはたくさんありますが、まずは優先順位の確認です。

ゾーニングのポイントは、必要なモノと欲しいモノを分け、優先順位をしっかりつけることが大切です。

そこで一番のポイントとなるのが「必要なモノ」と「欲しいモノ」に分類・整理することです。

それらがごっちゃになってしまうと、

優先順位づけでも混乱して、どう考えればいいか分からなくなってしまいます。

場合によっては、予算オーバーになったり、家づくりにも悪影響が出てしまうかもしれません。

プランニングの基準を明確にするためにも、必要なモノと欲しいモノは、

家族でしっかりと相談して考えるようにしましょう。

たとえば予算や、キッチンの広さ、日当たりなど、絶対に必要な条件をピックアップし、

それ以外の部分は別のアイデアも視野に入れながら、臨機応変に計画を練っていきましょう。

また、予め土地探しやプランニングにかける時間に期限を設け、

前もって少しずつ計画を練っておく方法もおすすめです。

まとめ

いつかは手に入れたいマイホーム。

新築は土地から家のデザインまで全てを一から考えることができるので、

理想の家づくりを計画することができます。

しかしそれは、土地探しやプランニングなどに、多くの時間が割かれるということでもあります。

より住みやすい家を建てるためにも、予め家族ときっちり話し合って、

素晴らしい住まいづくりを目指しましょう。