新築住宅を建てる時、間取りと合わせて収納スペースをどのようなスタイルで作ろうかと悩みませんか。
これからの暮らしで、更に物が増える可能性があるのではないかという心配から、
新築住宅には可能な限りの収納スペースを作りたいという方もいるでしょう。
新築住宅の収納スペースの適量とは、どのくらいなのでしょうか。
これは生活スタイル、持ち物の量などによって変わってくるでしょう。
収納スペースを作る時に大切なこと
新築住宅の収納スペースを検討する時、いくつか気を付けるべきポイントがあります。
新築住宅に収納スペースを作るときは、収納を作るだけではなく
実用的な収納スペースを作っていくことが大切です。
では、実用的な収納とは、どのようなものになるのでしょうか。
近年、新築住宅には、さまざまな収納が作られます。
シュークローゼット、ウォークインクローゼット、各部屋の作る収納スペース、パントリーなどです。
このように収納は、さまざまな種類、スタイルがあります。
しかし、収納を作るときには、誰が、いつ、何を、収納したいのかということが大切になってきます。
収納する物や使う人によって、使い勝手の良い収納のスタイルが変わってくるからです。
また、収納は片づけるものによっては、奥行きや広さより壁面積が大切になるとも言われています。
奥行きのある収納は、意外と使い難い場合があるからです。
昔ながらの奥行のある収納は、物をたくさん収納することができます。
しかし、奥まで物が入るため取り出しにくいというデメリットもあるからです。
このように、どのように使いたいか、何を収納したいかによって、
適切な収納スペース、理想の収納の形が変わってきます。
新築住宅で収納を検討する場合は、このように何を収納したいかなども含め、
しっかりと考えてから収納を作ることで使い勝手のよい収納となるでしょう。
生きた収納にするために出来ること
収納スペースを作る時に大切なこととしてあげられるのが、人の動きにあった収納スペースです。
例えば、シュークローゼットに靴以外の物を片づけることができる。
一般的に食品庫となるパントリーですが、使用頻度の少ないキッチン家電を片づけるスペースも兼ね備えるなど。
このように、その場所を使う人の使い勝手のよいスタイルの収納スペースを作ることにより、
収納が更に生きた役目を果たしてくれるでしょう。
使う人に寄り添った収納スペースは新築住宅だから成し遂げられることのひとつです。
収納スペースは、数が多ければ良い、広いスペースが設けられているから良いということではありません。
暮らしに役立つ収納こそ、良い収納となるでしょう。
使い勝手の悪い収納は、新築住宅にせっかくスペースを設けたとしても
使うことがない空きスペースとなってしまう可能性があります。
このような状況でしたら、あえて収納スペースとするのではなく
居住空間の一部として取り入れた方が、空間の有効利用にもつながります。
住宅の居住空間は限られています。何にどのくらいのスペースを割り振るかということで、
収納、居住空間のスペースが決められてくるからです。
せっかく、収納スペースを確保したとしても利用しないのであれば、無駄な空間となってしまいます。
しっかりと新築住宅の計画の段階で、どのような収納にしたいかということを具体的に考えてから
収納スペースを作っていきましょう。
新築住宅を計画する時に、考えられる収納スペース。
具体的な暮らしをイメージすることで、使い勝手のよい生きた収納スペースを作ることができるのではないでしょうか。
収納は数や広さがあるからよいのではありません。
自分の暮らしに適した収納をつくることで、便利な暮らしにつながっていくでしょう。