新築住宅を建てる時、さまざまなことを決める必要があります。
クロスやフローリングといった床材などの内装、水回り設備など、多くのことを選び、決めていく必要があります。
近年、クロスや床材などは簡単に掃除ができるといった機能面が優れているなど、見た目の他にも多くの特徴があります。
新築住宅の洗面所、リビング、トイレなどに使う内装は用途に合わせた素材、種類を選ぶことで掃除が楽になるなどのメリットがあるでしょう。
その選択肢によって快適な暮らしにつながるでしょう。
新築での床に使われるフローリングについて
新築の内装で使われる床材には木材のフローリング、フロアタイル、カーペット、タイル、畳、クッションフロアなどがあります。
これらは、部屋によって使い分けられます。
新築の床材で特に悩むのがリビングなど多くの部屋に使われるフローリングの種類ではないでしょうか。
近年、住宅にこだわる方が多く、さまざまな木材がフローリングとして選ばれています。
木材を原料としているフローリングは、木の自然な風合いやナチュラルな木目が魅力のひとつです。
人気のフローリングですが、汚れや水に弱いというデメリットがあります。
そのため、新築のうちから、こまめに掃除をすること、細かなメンテナンスなどの手入れが大切です。
一般的にフローリングに使われる木材は11種類ほどで、広葉樹と針葉樹があります。
フローリングは、素材となる木の種類によって硬さや香りに特徴があります。
一言で、フローリングだから全て同じということではありません。
パイン材や杉、ヒノキは針葉樹で柔らかいという特徴があります。
広葉樹のフローリングは硬く、傷がつきにくいことがメリットです。
木材の種類は、ローズウッド、バーチ、タモ、ナラ、チーク、栗、メープル、ウォールナットなどです。
このように木の種類によって特徴などが違ってくるフローリングですが、無垢と複合フローリングという種類があります。
無垢と複合フローリングの違いについて
木の種類によって特徴が違うフローリングですが、無垢と複合フローリングがあります。
無垢と複合フローリングには、それぞれ特徴があります。
無垢は、天然の木材から切り出される1枚板の床材です。
ナチュラルな風合いや柔らかな肌触り、香りが魅力となり新築住宅の床材としても人気が高いです。
無垢は、調湿性に優れ、年間を通して気持ちよく過ごせます。
このような優れた調湿機能により、カビやダニなどが発生しにくいという特徴もあり、健康へのメリットもあるとされています。
ただし、高い調湿性により木材が膨張、収縮して隙間が生じる可能性があります。
木材が柔らかいため、傷がつきやすいというデメリットもあります。
新築のフローリングの内装を無垢材で仕上げたい時には、このようなメリット、デメリットともに確認することが大切です。
無垢に対し、フローリングには複合フローリングがあります。
複合とは、合板とも呼ばれ薄くカットされた木材を重ねて仕上げられます。
複合フローリングは、天然木材ではなく木目調のシートが張られている場合もあります。
合板は、無垢材が持つ調湿機能はなく木の膨張、収縮がなく安定した品質で加工しやすいというメリットがあります。
合板は、カラーやデザインが豊富なので部屋にピッタリの種類を選ぶこともできます。
新築住宅の内装のひとつである床には、さまざまな種類があります。
新築住宅の部屋は、フローリングが使われることが主です。
近年、新築住宅のフローリングには優れた調湿性、柔らかな触り心地が魅力の無垢材が人気です。
しかし、無垢のフローリングは天然素材だから収縮、膨張、傷のつきやすさなどのデメリットがあります。
新築のフローリングを選ぶ時は、素材のメリット、デメリット、手入れなど長い目で素材の特徴を確認した上で決定するのが良いでしょう。