新築ならまだ物も多くはありません。しかし、暮らしに合わせてどんどん物が増えていきますよね。新築づくりでは、「今」を見てしまい、将来増える物について考えないケースも少なくありません。
そのため、新築からたった数年で、物が片付かないお家に暮らす羽目に…。
そうならないために、新築づくりでは収納スペースを確保しながらの間取り設計を行いましょう。
収納について
隠しておきたい物や、しまっておきたい物をすっきりと隠す収納スペースというのは、室内を美しく見せるのに重要です。
しかし、新築から数年は問題がなかったけれど、生活スタイルの変化や居住年数の経過によって収納スペースが足りなくなることも。
収納スペースを必要とする場所としては、「玄関」「水回り」「リビング」「寝室」「子ども部屋」「廊下」などです。
それぞれの場所ごとの収納スペースを割り当てる必要があります。見える部分だけ片付けても、収納スペースがごちゃごちゃしては使いたいときに手こずることは容易にわかりますよね。
適した場所に適した収納スペースを作ることで、生活にゆとりが出ます。ここからは隠しておきたい物を収納できる場所についてご紹介します。
壁面
新築づくりでは、誰もがすっきりした空間を維持したいと思うはず。なので、すっきり魅せる壁面収納の設置をおすすめします。
壁にユニットを設置してダイレクトに収納力を上げることができます。また、各部屋に合わせて大きさや素材を選べる自由度の高さも人気です。
壁面収納は新築時のみならず、リフォームでも叶います。大きく分けると「造作家具」と「システム家具」です。
新築づくりなら造作家具がおすすめ。オーダーメイドで製作できるので、とことんこだわれます。
リビングでの収納なら「大型壁面収納」がおすすめです。モデルルームやおしゃれなリビングの特集などでよく設置されている、壁一面が収納になっているタイプです。
壁を大きく使うため、テレビやパソコンまでが収納できるので、部屋に統一感が生まれます。おしゃれさとすっきりとした印象を両立できます。
壁面収納については、空間が狭い場所に造作すると圧迫感が出てしまいます。そのような時は、壁への埋め込み収納(ニッチ)をおすすめします。
内側に出っ張らないので、狭く感じにくくなります。おしゃれな本屋さんやブックカフェのように、本などを並べてみたり、コレクションしている物を飾るのも良いでしょう。
床下
新築づくりだからこそできる床下収納。目に見える場所に収納を設置できないという悩みに答えます。
特に、キッチン、洗面所、和室への設置が多い収納スペースです。床下に作るので、キッチンの食器棚などを設置するのと違って空間を圧迫しません。
また、地震で棚の物が落下して怪我をする心配がないというメリットもあります。
ただし、物を出し入れするためには腰をかがめる必要になるので、頻繁に出し入れする物の収納には不向き。また、床下は湿気がたまりやすく、通気性を確保しましょう。床下収納は、保存食の保管場所として最適です。
屋根裏やロフト
床以外のデッドスペースとしては、屋根裏収納です。かなり大きなスペースになるので、シーズンオフの物の保管に最適です。
また、断熱工事などを行うことにより、屋根裏を部屋として使用することもできます。新築づくりでは洋風住宅も人気が高いので、もしも屋根裏を設けるなら、グレードアップすることで居住空間として使うこともできるのでおすすめです。
一方、床下収納同様、湿気がこもりやすく、通気性を確保することは必要です。
おわりに
いかがでしょうか。隠しておきたい物については、収納スペースを確保することがポイントになる話をしました。
簡単にいえば、デットスペースを見つけること!そこをさまざまなアイデアで収納スペースに仕上げられれば、すっきりした空間のまま暮らしやすさをキープできますよ。ぜひ、参考にしてみてください。