BLUE HOUSE 株式会社

新築での間取りのポイント③

 

前回に引き続き、今回も新築での間取りのポイントについてご紹介します。

 

空間を上手に使うポイント

住まいは広ければ広いほど良いと考える方も多いのではないでしょうか?

しかし、広すぎる空間は使いこなせず、掃除も大変になるなどデメリットもあります。

空間を上手に使うポイントをいくつかご紹介します。

 

子ども部屋に工夫を

独立した子ども部屋を設ける場合、最適な広さは6畳程度だと言われています。

デスクやベッド、収納家具を置いても十分な余裕があるため、快適に過ごせます。

しかし、赤ちゃんや幼児期は子ども部屋を必要とせず、

眠る場所も親子一緒となると、子ども部屋を使う期間は意外に短くなります。

また、成長すれば一人暮らしなどで家を出ることも考えられるため、

ライフスタイルの変化に対応できるフレキシブルな空間づくりがおすすめです!

最近では、広めの空間を必要な期間だけ間仕切りして子ども部屋として使うケースも増えているのです。

 

無駄のないプランニングは廊下に注目

坪数を抑えて無駄のないプランニングにするために、廊下を少なくすることがポイントです。

しかし、廊下は住まいに欠かせないスペースであり、将来家での介護が必要になる場合を想定すれば、

車椅子が通れる幅85から90cmを確保することをおすすめします。

また、手すりが付けられる構造にしておくことも考慮すると良いでしょう。

 

後悔しない十分な収納スペースを

最近では、収納から住まいを考えるというケースもあるほど、十分な収納スペースの確保は重要です!

子どもから大人までしまいやすく取り出しやすい収納スペースや、屋外からも直接しまえる収納スペースなども用意すると、

家族がモノと上手に共存できる暮らしやすい住まいになりますよ。

住み始めてから収納不足で困らないためにも、プランニングの段階で広さや構造などをよく検討することが大切です。

 

 

音の配慮で快適に

間取りを決めるとき、忘れてはならないのが音への配慮です。

人の生活音は実に多様で、思った以上に伝わりやすいものなのです。

特に注意したい生活音の種類やその対策についてご紹介します!

 

生活音の種類

生活音の種類は多種多様です。

人の話し声や足音、テレビや家電からの音など、生活する中で生まれる音は意外に気になるものなのです。

例えば、通常の会話音は6070dB、小さな子どもが部屋を走り回る足音は約55dB66dBくらいだと言われており、

オーディオから出る重低音や、冷蔵庫や洗濯機などのモーター音も気になる生活音となります。

騒音として感じられる音は80dB以上ですが、それ以下でも音の種類によっては耳障りになってしまいます。

間取りを考える際には、これらの音が気にならない、配置や対策を考えましょう。

 

トイレの配置に注意

生活音のなかでも、特に気になるのがトイレの使用音となります。

例えば、リビングやダイニング、玄関など人が集まる部屋の近くにトイレがあると使う人も家族も気になってしまいます。

そうならないためにも、トイレを配置する際には人の集まるスペースの間に廊下を挾むなど、

程よい距離で設置することがおすすめです。

 

2階建て以上の家の階下への音に注意

小さなお子さんがいるご家庭で、特に注意したいのが、

床の上で走り回る、飛び跳ねる、テーブルや椅子からジャンプしたときの音かと思います。

2階以上の住まいなら、階下への音の影響を考えて、子ども部屋の下を客室にしないなど

音に配慮した間取りを考えると良いでしょう。

また、音楽を楽しむ部屋や人が多く集まる部屋の下は音が響きやすいため、

1階の天井部分に防音効果の高い断熱材を使うなど対策をすると良いでしょう。

さらに2階の床にも、クッション材や防音カーペットを取り入れるのもおすすめですよ。

 

 

数回にわたり間取りのポイントについてご紹介してきました。

ぜひ、理想の間取りづくりの参考にしてみてくださいね♪