BLUE HOUSE 株式会社

和室の必要性について①

 

家を新築するとき、和室を作るか作らないかで悩む方は多いのではないでしょうか。

現代の生活スタイルでは、和室でなければ困るといえるようなケースは少なくなっているため、

全室洋室の家を建てる方もいますが、それでも和室を作るかどうかを最後まで悩む方が多いそうです。

改めて、和室は何のために作るのかという点を考えてみるのも良いかと思います。

今回は、和室を作るメリット・デメリットや使い道などについてご紹介します。

 

 

和室を作るメリットとデメリットについて

メリット

和室の一番のメリットは汎用性の高さとなります。

座卓と座布団を置けば、応接室やリビングのような使い方ができる一方で、食事を運んできてそこで食べることもでき、

座卓を避けて布団を敷けば、寝室としても使用できます。

このように、1つの部屋が居間にも食事スペースにも、寝室にもなるのです。

使い方が限られていない和室がひとつあることで、

どんな目的で部屋が必要になっても困らない点がメリットとして挙げられます。

そのため、いざというときの客間として和室を確保しておく方が多いです。

その他にも、下記のようなメリットがあります。

・い草の香りにはリラックス効果や空気清浄効果があり、気持ちが良い
・押入れがあり、収納スペースが大きくなる
・ふすまを閉めて独立スペースとすることができる
・畳は通気性がよく湿度が高いと湿気を吸い、低くなれば放出という湿度調整効果がある

 

デメリット

一方、和室のデメリットは、傷みやすく定期的なメンテナンスの必要な建具が多い点です!

畳もふすまも障子も洋室の壁紙やフローリングと比べると傷みやすく、定期的に張り替えが必要となります。

障子やふすまの張り替えを自分で出来る方が少なくなっていることから、

業者に張り替えを依頼することも増えているといいます。

その分だけ、余分な費用がかかってしまうというイメージがあるのかもしれません。

しかし、フローリングの床は簡単に張り替えられませんが、畳の張り替えは比較的簡単に行えます。

定期的なメンテナンスが必要なことは、長く美しい状態を保てるという点ではメリットとも言えそうです!

その他にも、下記のようなデメリットがあります。

・フローリングと比べて、畳を汚してしまった時の掃除が大変
・重たい家具を置くと畳に跡がついてしまう
・和室を作ることで他のスペースが狭くなってしまう可能性がある

 

 

和室を設ける際の間取りは生活スタイルに合わせる

和室を設ける際のポイントとして、どのような位置に和室を設けるのか、

また押入れの広さはどうするのかなど、さまざまなことが考えられます!

しっかりとポイントを押さえて、利便性に優れた和室を作ることが大切です。

 

和室の位置

用途に合わせて、和室の位置を決めましょう。

仏間として利用する場合は、玄関近くに配置するのがおすすめです。

客間や客人の寝室として利用するのであれば、

自身の寝室と離した場所に設けることで、プライバシーを守ることができますよ。

 

押入れ

押入れには、客人用の布団を入れておいたり、

もしくは、リビングとフラットな和室に設計することで、

急にお客さんが来た場合にも、子どものおもちゃや見せたくないものなどを急いで収納することができます。

また、和室を小上がりにすることで、下にできた空間を利用して収納スペースを確保することもできますよ。

 

広さ

用途によって広さを決めることが大切です。

子ども部屋や休憩用スペースとして利用する場合には45畳程度、

客間やゲスト用の寝室として利用するのであれば最低でも6畳程度のスペースが必要となります。

 

 

次回は、和室の使い道やモダンな部屋づくりのためのアイデアなどについてご紹介します。