新築住宅では、内装工事を伴う内装仕上げにより床、壁、天井にクロスなどが施工されます。
なかでも最初に床の色と素材を決めるのが一般的です。
新築だからこそ、こだわりたい床の色と素材、その選び方について紹介します。
部屋の雰囲気づくりにおいて重要な選定になるのでポイントを踏まえて仕上げてみてください。
床の色について
新築住宅の内装仕上げ。床材を選ぶうえで「色」もポイントになります。
例えば、どんなインテリアにも合うのはホワイト、ベージュ、グレーなどです。
ナチュラル系からモノトーンまで、さまざまなインテリアと合わせやすいおすすめの色です。
清潔感もあり、ホワイトやベージュなど明るい色のフローリング床は空間を広く見せる効果もあります。
ただし、色使いに注意が必要で、新築住宅の内装仕上げでは「3色」までというルールが設けられています。
おしゃれな部屋を作るポイントの色選びです。天井、壁、床、そして家具の色も含めて3色でまとめるようにします。
欲張りに4色以上を取り入れてしまうとまとまりがなくなり、ゴチャついた印象になりがちです。
さらに、おしゃれな内装仕上げの配色については、黄金比率があります。それが以下の通りです。
・ベースカラー(70%)
・アソートカラー(25%)
・アクセントカラー(5%)
もっとも大きな割合になるベースカラーはなるべく刺激にならない居心地の良い印象に見える色を配しましょう。
使用する部屋の用途に合わせる
新築住宅に採用する床材についてはメリット・デメリットを踏まえ、使用する部屋の用途に合わせて選ぶことで失敗しにくくなります。
リビング
フローリングをおすすめします。
長時間リビングで過ごすことにもなるので、足腰への負担が少なく、肌触りも良いフローリングはぴったりです。
トイレや洗面所
フロアタイルやクッションフロアをおすすめします。
デザインが豊富で傷んでも部分補修が可能です。
高いクッション性で、万が一滑って転んでも安心です。継ぎ目がなく撥水効果もあります。
キッチン
フローリングやタイルもおすすめです。
足腰への負担が少なく、立ちっぱなしのキッチンに最適なフローリングと、水気に強く掃除がしやすいタイルです。
キッチンを誰がどのように使うのかをイメージして選んでみましょう。
寝室
畳やフローリングをおすすめします。クッション性やリラックス効果があり、敷布団派という方に最適です。
フローリングは掃除がしやすく、調湿性や保温性もあり新築住宅には人気の床材です。
ほかにも、デザインが豊富で部屋のインテリアに合わせやすいフロアタイルもあります。
子ども部屋
フローリングやクッションフロアをおすすめします。
バタバタ走り回る音も軽減できますし、クッション性があるクッションフロアなら転んでもケガのリスクを減らせます。
玄関
玄関にはタイルをおすすめします。
新築住宅の顔になる玄関。耐久性が高く、汚れもブラシなどで簡単に落としやすいため、土足で使用する玄関に最適です。
また、土間リビングにする新築住宅も多いです。
その場合にはフロアタイルもおすすめです。タイルのような固さやヒヤっとする感触も気になりません。
おわりに
新築内装仕上げ。今回は床材についてご紹介しました。
これは壁、天井についても参考にできるため、知っておいて損はありません。
新築時はきれいをキープできますが、次第に汚れも目立つようになります。
メンテナンス性も含めて、施工会社とじっくり打ち合わせを重ねるようにすれば、満足度も高い内装仕上げになるでしょう。
実績豊富な施工会社ならば、良きアイデアを提案してくれることもあります。