BLUE HOUSE 株式会社

家の安全性を高める雨戸について②

 

前回に続き、雨戸についてご紹介します。

 

 

目的に合わせた雨戸を選ぶ

各メーカーから様々なデザインや機能などを備えた雨戸が販売されており、

デザインや予算、使い勝手などを検討することが大切です。

 

横引き雨戸

最も一般的な雨戸となっており、引き戸のように横に引いて使用します。

低価格のものになると、光や風を取り込める仕様になっておらず、

雨戸を閉めた状態にすると部屋の中は暗くなり、風通しも悪くなってしまいます。

価格は多少上がりますが、断熱、採光、採風というような機能を持った雨戸も出てきています。

枠と扉で構成され構造がシンプルなので、交換のしやすさもメリットです!

 

シャッター雨戸

近年増えてきているのがシャッタータイプの雨戸です。

サッシの上部に巻き取ったシャッターを収納することができるので、見た目はスッキリとした印象になります。

また、横引き雨戸のように、

雨戸を使わない間収納しておくスペースを確保しなくて良いため、設計の自由度が広がります!

シャッタータイプは、横引き雨戸に比べて開け閉め時の音の静かさもポイントとなります。

開け閉めの際は、手動式、電動式、またはどちらにも対応できるものが揃っており、

電動式の場合は、窓を締めたままシャッターの開け閉めができます。

 

折れ戸タイプの雨戸

折れ戸タイプは欧米風のイメージがあり、洋風イメージの住宅に向いています!

雨戸を収納するスペースが必要ないということが特徴です。

そのため、横引き雨戸の取り付けができない開口部でも取り付けが可能なのです。

また、開け閉めの動きがスムーズなので、少ない力で作業が行えることも魅力となります。

 

防火雨戸

建物は条件によって防火戸の使用を義務付けており、

その場合、開口部のガラスを網入りガラスにしたり、防火戸を使って対応します。

しかし、防火雨戸を使用することで、サッシを防火戸にする必要がなくなります!

防火雨戸とは、通常の火災の場合、

加熱開始後20分間は当該加熱面以外の面に火災を出さないものとして定められた構造方法で作られています!

または、定められた基準をクリアし大臣認定を受けたものしか認められていないため、

通常の雨戸より防火性能が高くなっています。

 

 

おすすめの雨戸

雨戸は常に外気に面しており、風雨と直射日光にさらされているため老朽化が早くなり、

防犯・防火・自然災害対策など、雨戸が持っている役割を発揮できません。

劣化したまま使用を続けることは、建物の安全性や暮らしの安全性を損ねることに繋がるのです。

本来の働きができなくなった雨戸は、リフォームすることがおすすめです。

 

ボタン一つで開け閉めできる電動シャッター

木製雨戸は、アルミ製やステンレス製に比べ重たいことに加え、

年月が経つと歪みが生じやすくなり、

今までスムーズに動いていたものに引っかかりを感じるなど、開け閉めが大変に感じてきます。

電動シャッターはボタン一つで開け閉めができるので、

リフォーム価格は高くなりますが、体力的負担が軽減できます。

高性能のものはタイマー設定ができるので、決められた時間に自動で開け閉めしてくれます!

留守中でも雨戸の開け閉めができるので、人が居るように装うことで防犯効果が高くなることもメリットです。

 

通風できるガラリ付き雨戸

雨戸を閉めていても風を取り入れて就寝したい場合や、起床時に部屋中が暗いのが嫌な場合などは、

ガラリ付きの雨戸にすることで、雨戸を閉めた状態でも快適な生活にすることができるのです!

基本的な仕様は、可動式のガラリを使用して隙間を作り、そこから光や風を取り入れる仕組みとなります。

台風や大雨などの場合は、ガラリを閉じれば通常の雨戸と同じように使うことができ、

さらに通風と採光が得られるため、昼間でも雨戸を閉めて置くことができます。

ガラリの角度を調節して、西日の暑苦しさを軽減することもできます。

 

 

次回は雨戸の素材、お手入れの方法についてご紹介します。