クローズド外構
クローズド外構は、住宅と道路の間に壁やフェンスなどを設けて、
道路からの視線を遮断するタイプの外構となります。
開放感は少なくなりますが、住宅の周りを壁などでとり囲むことで、家の存在感を増すことが可能です!
外からは中が見えないため、ウッドデッキや自分だけの中庭を設け、
プライベートな空間を演出できることが特徴となります。
家族との時間やプライベートな時間を大切にしたい方や、
プライバシーをしっかり守りたいという方におすすめのタイプとなります。
(メリット)
・プライバシー保護に効果的である
クローズド外構のメリットは、外からは住宅の中が見えにくいことです。
そのため、プライバシーを守ることができます!
常に見られているような外からの視線を気にする必要がないため、安心感を得ることができますよ。
・道路との間に壁があるため安全性が高くなる
住宅の周りを柵や塀で囲うことで、敷地の外からの侵入を防げるという点がメリットとなります。
しかし、不審者の侵入を必ずシャットアウトできるものではないため、そのための対策は必要となります。
また、比較的高い塀やフェンスで囲まれているため、
子供やペットの道路への飛び出し防止にもなりますよ。
(デメリット)
・不審者のターゲットになりやすい
クローズド外構は、ガッチリと塀で囲ってしまうことで、外からは閉鎖的な感じがしてしまいます。
それにより、侵入者だけでなく、来客にまで入りづらい印象を与えてしまうことも。
塀だけでなく垣根や柵を活用することで、開放的な印象になりますよ。
また、クローズド外構は、一見すると泥棒に入られにくい印象ですが、
死角ができやすく狙われやすくなります。
死角をなくすような配置を心がけたり、監視カメラを設置するなどして、防犯を意識することが必要です。
・工事費が比較的高くなる
敷地の外周は意外と長いため、想像以上の資材が必要となってきます。
また、生垣を採用した場合には、定期手に剪定をするなどの維持・メンテナンスの費用も発生したり、
年数に応じた交換も必要になるため、
10年・20年というスパンでコストを計算しておくことも大切となります。
セミクローズド外構
セミクローズド外構は、
オープン外構とクローズド外構それぞれのメリットを取り入れたタイプとなります。
壁やフェンスなどは取り入れるとしても低くして見通しがきくようにしたり、
駐車スペースがある場所などは一部をオープンにしたりなど、
自分たち好みの外構スタイルすることが可能です。
壁などによって目隠しをしつつ、しっかり自分たちのプライベート空間を確保することができるため、
現在人気の外構スタイルとなっているのです。
(メリット)
・近隣の人と程よい距離感をとって交流できる
花壇と駐車場はオープンにして、リビングや浴室の周りは目隠しを設置するなど、
見せる場所としっかり隠したい場所を分ける外構づくりが可能です。
そのため、ご近所さんとも程よい距離間をとって自分のタイミングで自然に交流することができますよ。
・開放感がありながらも安心して暮らせる
部分的に門扉やフェンスを設置することで外部からの侵入を防ぎ、プライバシーを保護できます。
オープン外構に比べるとセキュリティーも強化することができますよ。
敷地を広く使用でき、適度な開放感がある中で安心して過ごすことが可能となります!
・工費をおさえつつデザイン性も楽しむことができる
デザイン性のある門扉や塀、フェンスなどを部分的に設置することで、
家全体をさらに素敵に演出できます!
セミクローズ外構は部分的な工事で済むため、クローズ外構に比べて費用をおさえられることも特徴です。
(デメリット)
・不審者が隠れる死角ができる
部分的に塀やフェンスを設置するセミクローズ外構では、
外からの目隠しを重視することで不審者が隠れる死角ができてしまう場合もあります。
そのため、その他の防犯対策も考える必要があります。
・オープン外構に比べて工費が高くなる場合が多い
門扉や塀、フェンスなど何も設置しないオープン外構に比べると、
外構づくりの材料や工事費用が高くなってしまうことが考えられます。
・敷地内に人や野良猫などが入り込みやすい
玄関アプローチと道路の境界線がはっきりしにくい場合や、
駐車スペースが道路に面していてオープンな場合などは、
歩行者や野良猫が駐車スペースに入り込んでしまう場合があります。